宮崎県立延岡西高等学校
ベビーブーム背景の元、1963年(昭和38年)延岡市内2番目の県立全日制普通科高校として誕生(普通科6学級、家政科2学級)し、44年を経た後、今度は少子化背景の元、2007年(平成19年)県立延岡東高校との統合(→県立延岡星雲高等学校)となりました。
延岡西高校の校章が星なのは、初代向高校長が哲学を志し、18世紀ドイツ観念論哲学の祖とされるイマニエル・カントを尊敬したことに因ります。初期のカントの関心は自然哲学に向い、ことに星雲による太陽系成立に関心を示しました。西高生が「カントの星」と呼んでいるいわれです。
統合後の新高校の立地は東高校で、名前は星雲と互いに歩み寄りしたものと思われます。
西高校の校訓は「知恵・美徳・健康」でした。これは校歌にも表現されていますので、西高生は全員頭に入っています。
問題は毎日の自転車通学でした。夕方帰校時は順風で風が背中を押してくれるので、ペダルをこがなくても良いくらい楽でしたが、朝の登校時は大変です。逆風なのでペダルをこいでも中々進まず、おまけに遅刻寸前が常習の人にとってはつらかったと思います。
出身者では、桂歌春(落語家)・山口雅子(オペラ歌手)・首藤正治(延岡市長)・一宮忠男(ヤマダ電機)・赤星たみこ(漫画家)・青山弥生(劇団四季)・本田誠人(ペテカン)・笠江友和(レーサー)他の方達が活躍しています。
同窓会としては、本部延岡(会場:ホテルメリージュ)は元より、現在では宮崎・東京・名古屋・福岡の各地区で開催されています。東京地区「関東星遊会」は、学年幹事会を組織し、本番に向い年間数回の会合を重ねています。
関東星遊会の特徴は、構成する各学年幹事の大半が女性であるため、お蔭様で、企画内容が若く、斬新で、きめ細やかなものに仕上がっています。他校招待者からの感想として、「関東星遊会は若々しい雰囲気」と褒めて頂いています。
学年幹事会の場所は、黒木会長にお世話願っていつもお茶の水の日大会議室を使わせてもらっています。
毎回場所を変えて実施している会議後の定例飲み会では、学年の縦年次を超えて、焼酎を飲みながら楽しく気楽に語らい合う雰囲気、正に大家族の様な錯覚にとらわれます。
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宮崎県立延岡西高等学校 最後の校歌斉唱